左側背中の痛み
背中の左側が痛むのは、内臓疾患による場合が多いです。圧し掛かるような鈍痛を感じるようになり、心身共に消耗していくのが厄介な特徴です。内臓炎や胃潰瘍などといった疾患を引き起こしている場合もあり、放置しておけば悪化していくばかりです。鈍痛を感じる例は内臓疾患だけでなく、肋間神経痛・気胸の時も同じような痛みを感じることが多いでしょう。背中と同時に前胸左部にも痛みを覚えるようなら、狭心症である可能性も否定できません。
就寝時に背中の左側が痛くなり気になって眠れない、という場合は、上述したような内臓疾患などといった疾患を引き起こしている可能性が高いです。また脾臓・胃などに異常が見られる場合も、背中が痛むことは多いです。基本的には腹痛として起こりやすいものですが、患部が近いためか背中の左側に痛みとなって現れることもあるのです。
当たり前のことですが、何らかのトラブルを抱えていたら、治療をしなければ治りません。放置しておいても悪化していくばかりで、痛みも増していくだけです。日々感じていた鈍痛が突然刺すような鋭い痛みに変わって、その時になってようやく診断を受けに行ったら、取り返しのつかないほど重症化していたという例もあるのです。
背中の左側に鈍痛を感じ始めたら、内臓疾患などのサインかもしれません。様子を見ていればいつか良くなるだろう、と安易に考えず、出来るだけ時間を見つけて診察を受けに行くほうが賢明です。